硫化鉄の危険性や毒性は?自然界ではウロコフネタマ貝が利用してる?

   


長野県にある岡谷南部中学校で、硫化鉄の実験中に体調不良を訴える生徒が続出したと報道されています。

36人が授業に参加しておりそのうち12人が搬送という事で、教室中に有害物質が充満してしまった事が予測されます。

今回は硫化鉄の危険性や毒性、また自然界で硫化鉄を利用している生物についてご紹介して参ります。
Sponsored Link


硫化鉄の危険性や毒性は?


出典:photo-ac.com

鉄と硫黄をアルミホイルで包んで加熱し硫化鉄を生成する実験を行なった際、実験途中で咳き込んだり体調不良を訴える生徒が続出したと報道されています。

事故が起きた様子としては、鉄と硫黄をアルミホイルで包んで加熱していた所、実験中にアルミホイルが破裂しまったと発表されています。

この事から体調不良を訴えた理由は、硫化鉄を生成する際に発生する『二酸化硫黄』が原因ではないかと推測しています。

私もこの報道を見てどんな実験だったか調べてみましたが、確かに中学校の時に実験をした覚えがあります。

中学校というと卒業してからかなり経ちますが、やはりあの腐った卵のような強烈な匂いが印象的で覚えていました!

硫黄の匂いもそうですが、薄い塩酸を加え硫化水素を発生させる時のあの匂い本当に臭いですよね…。
実験とは言えあの強烈な匂いを一度嗅げば、なかなか忘れられないのではないでしょうか。

硫化鉄自体の危険性や毒性ですが、硫化鉄は自然発火性を持つ事がある為、火災の原因になる可能性があります。
ただし自然発火しないものがある為、全ての硫化鉄が危険というわけではありません。

ちなみに硫化鉄を生成する過程で発生する『二酸化硫黄』や、硫化鉄に塩酸を加えて発生する『硫化水素』にはより注意が必要です!

二酸化硫黄は呼吸器を刺激する為、今回のように咳き込んだり体調不良を訴える原因となります。
また硫化水素は先ほど挙げた腐った卵のような強い刺激臭があり、眼や皮膚、粘膜を刺激する有毒な気体です。

自然界には火山ガスや温泉に含まれており、少しであれば人体に影響は出ませんが長時間吸引すると死亡する可能性があります。

特に硫化水素が危険で高濃度だと匂いが分からなくなるんだとか…。

また硫化水素は独特の臭気があるが嗅覚を麻痺させる作用もあり、高濃度で匂いを感じなくなる。従って濃度が致死量を超えていても嗅覚で知覚できないケースもある。
出典:ja.wikipedia.org

今回の実験では二酸化硫黄で体調不良を訴えたようなので、硫化水素ほど危険な状況ではないと言えそうです。

どちらにしても学校から『子供が救急車で病院に運ばれた』なんて連絡があったら、驚いて家事や仕事どころではなくなってしまいますが…。

関連記事:防水スプレーを吸い込むと有害?危険性と呼吸困難や肺炎の症状は?


硫化鉄を利用する生物は?

Sponsored Link

自然界には硫化鉄を利用する生物が存在しているのか気になり調べてみたところ、なんと地球上で唯一ある貝が身にまとっていました!

その貝の名前は『ウロコフネタマガイ』と言い、硫化鉄で出来たウロコを持ちインド洋の海底に生息している事が分かっています。

今の所インド洋だけしか発見されておらず非常に珍しい貝です。

動画でどんな貝か観る事が出来ます。
早速観てみましょう!

こうして確認してみると、倍速で再生されているとは言えちょっと気持ち悪いですね…笑

この硫化鉄で出来たウロコは磁石に反応し、反発して貝がくるくると回るんだとか!

また深海から採取して飼育してもどんどん錆びてしまいます。

地上では水に含まれる酸素量が深海に比べ多いため、錆びてしまうと推測されています。

実は以前、新江ノ島水族館で飼育された事があり、いまでは標本として展示されています。
硫化鉄で出来たウロコがどんなものか実際に見てみたいですね!


まとめ


出典:ja.wikipedia.org

・硫化鉄には自然発火性のものがあり、場合によっては火災の原因になる。

・生徒が体調不良を訴えたのは二酸化硫黄が原因と推測。

・ウロコフネタマガイという貝が硫化鉄をウロコとしてまとっている。

関連記事:TOKIO捕獲のラブカにヤラセ疑惑?関東大震災など地震の前兆と関連性は?

今回の記事はここまでです。
お役に立てれば幸いです!

最後まで読んで頂いて、
有難うございました!

Sponsored Link

 - ニュース, 事件・事故