京都の東にある清水寺。
この清水寺は京都でも有名観光スポットで、
観光の計画すると候補に上がるのではないでしょうか?
他の観光客の方も多いので、
どこに何があって、どの順番で見ていけば良いか知っていれば効率よく回ることが出来ます。
今回はそんな清水寺とその周辺についてご紹介して参ります。
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清水寺について
写真引用:http://jp.zekkeijapan.com
清水寺は観光客が年間500万人以上訪れる、
京都で一番の観光地です。
世界遺産にも登録されており、
国宝である『清水の舞台』からの景色は絶景ですよ!
京都が一望できるあまりの絶景に吸い込まれてしまいそうで、
覚悟していなくとも舞台から飛び降りてしまいそうになります。
そんな清水寺ですが、
宝亀9年(778年)に夢でお告げを受けた延鎮上人(えんちんしょうにん)がきっかけです。
延鎮上人である賢心が夢で観音霊地を守るように言われ守っていました。
その後、
宝亀11年(780年)に征夷大将軍である坂上田村麻呂が仏殿を寄進し、(社寺に物品や金銭を寄付すること)
千手観音像を安置したことで今の清水寺の寺院として整えられました。
本堂の『清水の舞台』は、
驚くことに釘を使わずに作られています!
『懸造』(かけづくり)と呼ばれる建築方法で、
崖や山の斜面を利用する建築方法です。
山が多く平地の少ない日本ならではの造り方ですね。
この舞台には139本のケヤキが使われていて、
約18×10.5m=190㎡の広さがあります。
高さは12mもあり、
大体ビル4階から下を眺めるぐらいの高さです。
ちなみに本堂全体を支える柱の数は168本ですよ!
あれだけ大規模な寺院を木だけで支えているというのは本当に驚きですよね。
雨除けも付けられており耐久性の工夫もしているため、
昔の人は機械を使わずにここまでよく作れたなぁなんて思ってしまいます…
この舞台ですが、
昔は願いを叶えるために実際に飛び降りる人が多かったとのこと。
その事から大きな決断をする時には、
『清水の舞台から飛び降りる』
という言葉が生まれました。
清水の舞台から下をしっかり見ましたが、
とても飛び降りる事が出来ないほどの高さです。
そんな高さから飛び降りるほどの決意というと、
昔の人は本当に生死をかけた決意だったのでしょうね。
ちなみに生存率は85%です!
具体的な数字があってもやはり怖いものは怖いです…
清水寺はどこから観光する?
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清水寺は意外と広く、
観光客はみな本堂を目指す方が多いと思います。
しかし本堂の舞台の他にも魅力的な所が多いため、
参拝ルートを知っていると効率よく回る事ができまよ。
仁王門
清水坂を登ればまず最初に迎えてくれる朱色の門。
鎌倉時代に作られた仁王像が両脇に安置されています!
筋肉の付き方や表情が本当にすごく繊細に作られていて、
仁王門の朱色に負けない存在感を放っています。
首振り地蔵
仁王門の手前にある地蔵院善光寺のお地蔵様。
好きな人のいる方向へ首を回して祈願すると願いが叶うらしいですよ!
また『商売が回る』という意味もあり商売繁盛のご利益もあります。
三重塔
清水寺の三重塔は国内最大級です!
2015年に改修工事が終わり、
鮮やかな朱色や桃山様式の極彩飾文様が見られますよ。
高さが約31mもあり間近で見ると非常に迫力があります。
随求堂
随求堂では胎内に見立てた堂内を数珠に沿って歩く『胎内巡り』が出来ます。
暗闇から外へ出る事で心が新たに生まれ変わる事を実感出来ますよ。
こういった神聖な場所だと一段と気が引き締まりますね。
経堂
寛永10年(1633年)に建てられ、
釈迦三尊像が祀られており、鏡天井には墨絵の円龍が描かれています。
この円龍、夜になると経堂から抜け出し音羽の滝の水を飲むと伝えられています。
田村堂
寛永10年(1633年)に建てられました。
坂上田村麿夫妻の堂と須弥壇と上の厨子を祀ってあります。
他にも行叡居士(ぎょうえいこじ)と延鎮上人(えんちんしょうにん)が祀られていますが、こちらは特別公開の時に拝観できますよ。
弁慶の錫杖と高下駄
本堂手前に置かれた大小の錫杖があります。
大きいもので90Kg、小さいもので14Kgほどあり、
その重さから弁慶の名前が付けられています。
持ちあげる事が出来れば願いが叶うと言われていますよ!
また高下駄ですが、
約12Kgあり男性が撫でると浮気防止になるようです…
小さい方の錫杖は持ち上がりますが、
さすがに大きい方は持ち上がりませんね。
ちょっと持ちにくいので大人数人がかりでも厳しいと思います…
見かけたら是非挑戦して願いを叶えましょう!
本堂
『清水の舞台から飛び降りる』という舞台とはこちらの事!
高さ約12mからの景色は本当に息を飲む美しさです。
舞台のギリギリまで行き下を見下ろすと足がすくんでしまう高さです。
ちなみに若干舞台が斜めに傾いているため、より恐怖心が高まります…
地主神社
清水寺境内にある神社で本堂の後ろにあります。
こちら『縁結び』や『開運』のご利益があると言われているスポットです!
境内にある2つの石の間を目を閉じたまま歩く事が出来れば恋が叶うとか。
意外と2つの石の距離があって目を閉じたまま歩くのが難しいんですよね。
奥の院
音羽山の斜面に立つ堂で、
本堂の半分のサイズで同じお堂と舞台が作られています。
本堂とその後ろの絶景まで綺麗に見渡せます。
写真を撮る際、こちらから本堂を撮ると綺麗に収まりますよ!
音羽の滝
音羽山から流れる3つの清水でパワースポットとしても有名です!
この清水には、
『学業成就』『恋愛成就』『延命成就』のご利益があるとされています。
どれか一つのご利益を選び、且つ飲むのは一口だけで十分です。
欲張って全部飲んだり、たくさん飲むとご利益が減ってしまいます。
そこまで欲張ってしまうと仏様も呆れてしまうのですね…
写真引用:http://www.e-kyoto.net/
周りのおすすめスポットとは?
写真引用:http://blog.goo.ne.jp
清水寺には色々参拝する所があり、
魅力がいっぱい詰まっています。
しかしその周りにもオススメ出来る所がありますよ!
清水坂
清水寺と直接繋がっている参道で、
清水寺に行くにはやはりここを通ると思います。
常に観光客で賑わっており、
八つ橋や漬物など京都らしいお土産のお店が沢山あります。
また食べ歩きが出来るお店もあり、
その様子を見ると清水寺に来たなぁ…
なんて実感する坂でもあります。
産寧坂
CMやポスターにも使われる坂で、
こちらも清水寺に負けじと人気なんです!
この道から清水寺へ安産祈願をしに行く人が多かったため、
この名前が付いたとされています。
京都らしいお土産店や食事処が連なっており、
是非ここでお食事をして京都らしさを体験して頂きたい場所の一つです!
七味屋本店があるため、
お土産にもオススメですよ。
写真引用:http://blog.livedoor.jp/zcafe
二寧坂
産寧坂より北へ進むと続いている坂で、
緩やかな斜傾とこちらも京都らしい落ち着きある雰囲気が特長です。
産寧坂の下のため二寧坂と名付けられたとか。
舞扇堂という扇子専門店があり、
お土産にすると喜ばれますよ!
また『二年坂まるん』という雑貨とお菓子のお店もオススメで、
和柄や四季をモチーフに可愛らしくアレンジされた商品が沢山あります。
今回は清水寺を中心にご紹介しました。
京都で最も観光客が来る場所の一つのため、
美味しいものや歴史ある建物を見たり京都らしさを楽しめます!
京都に行った際には清水寺はかかせなくなっちゃいますね!
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最後まで読んで頂いて、
有難うございました!
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