アメリカで11月17日にカラギーナンを有機食品に使用可能な原材料リストから外す議案が可決したと発表されています。
このカラギーナンとは食品添加物でアイスクリームやゼリーなど様々な食品に使用されています。
今回はカラギーナンが含まれている日本の食品について、また危険性と症状や毒性についてご紹介して参ります。
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カラギーナンとは?
出典:switch-box.net
カラギーナンとは『紅藻類(こうそうるい)』と呼ばれる海藻から抽出される成分で、他の名称で表記されている場合が多いです。
その名称とは『ゲル化剤』『増粘剤』『安定剤』といった表記が多く、食品の原材料名を確認すると見る機会が多いと思います。
主にアイスクリームやゼリー、ドレッシングをはじめ、ハムやソーセージといった食肉加工品などにも使用されています。
詳しく用途を見てみると、
- デザート、アイスクリーム、乳製品、飲料等 : ゲル化・安定・増粘
- ハム、ソーセージの肉製品等 : 結着・離水防止
- ソース、タレ等 : 増粘・安定
- シャンプー、ローション、芳香剤等 : 増粘・ゲル化
出典:takaragen.co.jp
以上のように、液体が分離するのを防いだり、液体を固めたりする作用があり、海藻から抽出される為安全なイメージがあります。
アイスクリームのトロリとした食感や、かまぼこやちくわ等のこしの強さや弾力などはカラギーナンによるものです!
ちなみに世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)の会議の結果、事実上安全と判断されています。
私は出来るだけ原材料名を見るように心がけており、今日も食後のデザートに食べたゼリーに『ゲル化剤』と記載されていた事を覚えています…。
食品添加物は少し気になりましたが、みかんゼリーを美味しく頂いております笑
コンビニやスーパーなどで手軽に購入出来る物をはじめ、日本の食品に多く含まれている事が分かります。
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危険性と症状や毒性は?
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天然由来の食品添加物であるカラギーナンには危険性はあるのでしょうか?
実はEUでは幼児用粉ミルクへの使用を禁止されており、カラギーナン排除の動きが進んでいます。
その理由として、カラギーナンを摂取する事で『胃潰瘍』や『発がん性』、『潰瘍性大腸炎』の原因になるとされています。
特に潰瘍性大腸炎は難病に指定されており、日本では最近患者数が急増していると報告されています!
1985年には1万人超えでしたが、2002年には7万7000人以上と発表されています…。
中でも20代で発症する人が増加しており、もしかすると食品添加物を多く摂取しやすい年代だったのかもしれません。
私自身小学校で食品添加物について知る授業がありましたが、そこまで危機感を持っていませんでした。
今思い返せば、その後も食品添加物を多く含むお菓子やアイスクリームを食べる機会が多かったです。
症状としては、下痢と血便で症状が強くなる事で腹痛や発熱を起こす事があります。
他に関節の痛みや発疹が出たりするのも特徴です。
ちなみに難病指定にされていますが、寿命が縮む事は無いとされています。
出典:switch-box.net
ではカラギーナンに毒性はあるのでしょうか?
現在の所、カラギーナンは海藻類から抽出した天然由来成分の為、毒性を心配する必要は無いとされています。
しかし最近になって、世界で唯一日本人だけが紅藻類を分解する事が出来る酵素を持っている事が分かっています。
どうやら日本人の40%が持っているようです…。
その為、カラギーナンを分解出来てしまう事で、胃や腸といった消化器官に負担をかける可能性が考えられるとされています。
すでに兵庫県尼崎市の学校給食ではカラギーナン入りゼリーを採用しない事を決めており、日本生活協同組合連合会ではカラギーナンの使用を出来るだけ制限するように努めています。
EUやアメリカの動きから、今後日本でも使用禁止となる可能性が考えられそうです。
まとめ
出典:lh3.googleusercontent.com
・カラギーナンは紅藻類と呼ばれる海藻から抽出される。
・アイスクリームやゼリー、肉製品、シャンプーなど様々な所で使用されている。
・カラギーナンを摂取する事で『胃潰瘍』や『発がん性』、『潰瘍性大腸炎』の原因になると考えられている。
・毒性は無いとされているが日本人はカラギーナンを分解出来る為、消化器官に負担をかけている可能性がある。
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今回の記事はここまでです。
お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで頂いて、
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