2016年の夏はラニーニャ現象の影響を受け本当に暑かったのも記憶に新しいかと思います。
史上最も暑い年になると予想されたり、テレビでも取り上げられる事が多かったですね。
2017年の夏はもう少し暑さが和らぐのでしょうか?
今回は2017年夏が猛暑なのか、また予想気温やラニーニャ現象の影響について考察して参ります。
Sponsored Link
目次
2017年夏は猛暑と冷夏どちら?
冷夏である可能性は?
出典:gahag.net
2016年は史上最も暑くなると予想されていた通り、全国的に猛暑で特に沖縄や奄美では統計開始から平均気温1位を記録しています。
また残暑も全国的に厳しく、暑さが長引きましたね…。
9月中旬を過ぎても半袖で過ごす方も多かったのではないでしょうか。
20日を過ぎ少し暑さが和らいだと思ったら突然真夏日になり、夏服に赤いカーディガンを羽織って秋を演出し出かけた覚えがあります笑
これだけ暑かったとなると、次の夏が猛暑または冷夏なのか気になります。
2000年以降これまでの夏の傾向を調べてみたところ、
冷夏であった年は2003年と2009年で、どちらもエルニーニョ現象が発生していました。
それ以外の年は平年並みか猛暑が多いです!
特に2002年はエルニーニョ現象が発生していましたが猛暑になった事から断定は出来ませんが、エルニーニョ現象が発生していれば比較的冷夏になりやすいと言われています。
寒冬だった次の夏の傾向は?
出典:01.gatag.net
2016年は11月に東京都心で初雪を観測しており、1962年以降54年ぶりに早かったと非常に話題になりました!
私はあの日からダウンを解禁してしまった為、これ以上寒さを防ぐ手立てを失い少し悲しい気持ちになっています…笑
まさか11月にあれだけ寒くなるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。
それ以降冬が深まり、凍えるような寒い日が続きましたね!
そこで2000年以降、寒冬だった次の夏の傾向をまとめてみました!
・2001年(2000〜2001年冬と2001年夏)
冬:北・東日本のみの寒冬
夏:梅雨明けが7月1日と1951年以降最も早く、7月は猛暑、8月は一転して涼しかった。
・2006年(2005年〜2006年冬と2006年夏)
冬:20年ぶりの全国的な寒冬で2005年秋に発生したラニーニャ現象が影響していた。
夏:全国的に梅雨明けが遅く8月に入ると猛暑であった。
・2011年(2010年〜2011年冬と2011年夏)
冬:南西諸島と九州で寒冬
夏:6月に全国65地点で6月の観測史上最高気温を記録した。7月前半は猛暑だが、後半が涼しく、8月には再び猛暑となった。
・2012年(2011年〜2012年冬と2012年夏)
冬:平成になって以降、全国平均0.86℃下回り最も低温の冬となった。2005年~2006年冬以降の豪雪となった。
夏:ラニーニャ現象が発生しておらず猛暑にならないとされていたが猛暑となった
・2013年(2012年〜2013年冬と2013年夏)
冬:12月上旬から寒気が流れ込み寒冬 2年連続豪雪となった。
夏:東・西日本を中心に全国的に猛暑となった。高知県四万十市で国内最高気温である41℃を記録している。
以上から、傾向としては気温が上がりやすく猛暑になりやすいと言えそうです。
暑くなりすぎると息をするのも辛く感じる為、そこまで暑くならない事を願っています…。
気象庁は夏の天候の見通しを発表していて、全国的に気温が高く暑さが厳しくなると予想しています。
猛暑であった場合の予想平均気温は?
出典:japanism.info
2017年が猛暑であった場合の予想平均気温はどのぐらいなのでしょうか?
上記の東京の平均気温を見てみましょう。
2001年 7月:28.5℃ 8月:26.4℃
2006年 7月:25.6℃ 8月:27.5℃
2011年 7月:27.3℃ 8月:27.5℃
2012年 7月:26.4℃ 8月:29.1℃
2013年 7月:27.3℃ 8月:29.2℃
それぞれを平均すると7月は約27℃、8月は約28℃ぐらいとなります。
かなりざっくりとした計算ではありますが、2017年も猛暑であった場合、7月8月の平均気温はこのぐらいとなりそうです。
関西や名古屋、九州地方はこれより気温が上がり、東北、北海道は下がっていきそうですね。
最高気温としては、毎年ランキング上位の埼玉県熊谷市や岐阜県多治見市、群馬県館林市などは39℃を超え40℃近くなりそうです。
また東京の最高気温としては場所によりますが、38℃以上を記録する可能性がありそうです。
仮にここまで気温が上がると熱帯夜が続き寝苦しい夜が続きそうですね…。
すでに5月中旬を過ぎて、東京や名古屋、北海道では30℃、31℃を超える場所も出て来ており、なんと7月下旬並みの暑さです!
5月で30℃を超えてくるとなると、今年も猛暑になる可能性が高そうですね。
先日、気象庁は6月7日に関東でも梅雨入りしたと発表しています。
梅雨が明ければもう夏はすぐそこですね。
気になる熱中症対策はこちら!
関連記事:2016年は関東で熱中症患者が過去最高に?搬送者数の比較と体が弱い人対策は?
ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の影響は?
Sponsored Link
よくラニーニャ現象の影響で猛暑になった、またエルニーニョ現象の影響で冷夏になったと耳にする言葉だと思います。
このラニーニャ現象やエルニーニョ現象とはどういった現象なのでしょうか?
『ラニーニャ現象』は、南米沖の海面温度が急激に下がる事で起きる異常気象の一つです。
反対に『エルニーニョ現象』は海面温度が急激に上がります。
日本の梅雨のように6月を迎えれば梅雨前線の影響を受けて雨が降りやすくなるといった、分かりやすい現象ではなく予想しづらい事が特徴です。
ラニーニャが発生していると、日本には乾燥した空気が流れ込みます。
そして梅雨前線北へが飛ばされてしまい梅雨が短くなる傾向があります。
梅雨が短い事により猛暑になったり、水不足や農作物へ深刻な被害が出てきます。
また夏がラニーニャ現象による猛暑であった場合、その年の冬は寒冬になると言われています。
2016年冬は西日本を中心に寒冬になると予想されており、すでに北海道では昭和41年以来50年ぶりの大雪となっています。
新千歳空港では欠航が相次ぎ、札幌公演を控えていたEXILEメンバーも雪の影響から交通事故に遭ったと報道されています。
反対にエルニーニョ現象が発生していると、梅雨入りが早まります。
そして梅雨前線がなかなか移動しなくなる事で、梅雨明けが遅くなる傾向にあるとされています。
ペルー沖の温かい海水は東風に押されて西のインドネシア沖まで移動するのが通常のルートです。
しかし、エルニーニョ現象ではこの東風が弱く、温かい海水は太平洋上に留まります。
いつもならインドネシア上空の水蒸気が日本の近くで高気圧になりますが、この高気圧がいつもより東に移動してしまうため、梅雨前線が留まって長梅雨になるし、台風も列島直撃で集中豪雨も多くなります
出典:j-cast.com
エルニーニョ現象の影響を受けて冷夏となり、農作物へ深刻な被害が出てる事で経済損失が生まれてしまいます。
またその年の冬は暖冬になりやすいともされています。
夏は冷夏の方が過ごしやすいなぁと思っていましたが、生活に支障が出てしまう事を考慮するとそうも言っていられませんね。
猛暑であっても冷夏であっても、何かしら生活に支障が出てくる事を考えると平年並みで良い気がしてしまいます…。
まとめ
出典:01.gatag.net
・2017年の夏も2016年のような猛暑になると予想!
・これまでの傾向から東京の平均気温は7月27℃、8月28℃ぐらいと予想。
・ラニーニャ現象の影響を受けると猛暑、エルニーニョ現象の影響を受けると冷夏になりやすいとされている。
関連記事:2017-2018冬の寒さはシベリアのような厳冬?予想気温や積雪量まとめ
今回の記事はここまでです。
お役に立てれば幸いです!
最後まで読んで頂いて、
有難うございました!
Sponsored Link