9月2日にアメリカの食品医薬局が、19種類の殺菌剤を含まれている『抗菌石鹸』の販売を禁止すると発表しています。
殺菌剤を入れても通常の石鹸と効果が変わるとは言えず、しかも健康に悪影響を及ぼす可能性があると発表しています。
今回は日本の抗菌石鹸でも同じような殺菌剤が含まれているのか、また健康に害を及ぼす可能性についてご紹介して参ります。
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日本の石鹸にも含まれている？
出典：01.gatag.net
今回アメリカで19種類の殺菌剤を含む石鹸の販売を禁止すると発表され、中でも『トリクロサン』と『トリクロカルバン』という成分が健康に害を及ぼす可能性があると言われています。
すでに抗菌石鹸のメーカーには1年以内の対応を義務付けられています。
これまでは抗菌石鹸を使用する事で『より細菌の増殖を防ぐ効果がある』と考えられていましたが、
なんと科学的根拠が無いという衝撃の事実を発表しています…！
今まで抗菌石鹸を買い求めていた理由はなんだったのかと思ってしまいますよね。
しかも健康に害を及ぼす可能性があるだなんて言われてしまうと、これから何を使って良いのか分からなくなりそうですね…。
日本ではまだ『トリクロサン』と『トリクロカルバン』を含む抗菌石鹸の販売は禁止されていません。
参考までに色々と調べてみると、日本の石鹸にも含まれている事が分かりました！
主に『薬用』と付く石鹸に含まれている場合が多く確認する事が出来ました。
中にはテレビCMで放送されている商品もあり、一度は聞いた事がある物も含まれています。
アメリカで禁止されたからといって同様に日本でも禁止となるわけでは無い為、含まれている成分をよく理解して使用していきたいですね。
※追記
9月30日厚生労働省も『トリクロサン』や『トリクロカルバン』など19種類の抗菌成分を含む石鹸を製造している業者に、これらの成分を含まない代替品へ切り替えるよう通知しました。
アメリカで禁止されて以降、日本の石鹸を製造している業者がすでに切り替えをしていた為、厚生労働省も対応した形だとされています。
今回厚生労働省から通知された内容としては、『1年以内に代替品の承認申請をする』また『承認取り下げの届け出を出す』と発表されています。
健康に害を及ぼすと発表され、その可能性を考慮し、すでに迅速な対応している日本の業者は改めて信頼出来ると感じますね。
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健康にどのような害がある？
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今回健康に害を及ぼす可能性があると発表されている『トリクロサン』と『トリクロカルバン』について詳しく見ていきましょう。
まずは『トリクロサン』から。
トリクロサン自身は常温でダイオキシン類に化学変化することは無いと考えられているが、
ダイオキシンの発生が懸念されるような低温焼却炉ではトリクロサンがダイオキシン類に転化する可能性が示唆されている。
出典：ja.wikipedia.org
これだけではちょっと分かりづらいですね。
もう少し細かく見ていくと、
微生物や紫外線によってトリクロサンがダイオキシンに分解される危険性があると懸念されており、魚やマウスの実験では筋力機能を低下させる恐れがある事が分かっています…。
マウスの実験ではその他に『肝硬変』や『肝細胞がん』が発症しやすくなる事が明らかになっています。
この実験では人間に置き換えると18年間摂取させ発症率を確認した実験であったため、
すぐに影響があるかと言われると断定出来ない所が多いと考えます。
そして『トリクロカルバン』について。
米国立環境衛生科学研究所によると、内分泌攪乱物質は女性と男性の受胎能の低下、少女の早発思春期、
ならびに乳癌、卵巣癌、および前立腺癌の増加を引き起こす可能性がある。
出典：blogs.yahoo.co.jp
トリクロカルバンはマウスの実験でホルモンの影響を増幅させる結果が得られており、人間でも上記のような危険性があると発表されています。
ホルモン異常の影響から免疫力低下も考えられそうですね。
こういった化学物質は目に見えず、人体にどんな影響を及ぼすのか明確に分からない為怖いですよね。
両方とも確認してみると『トリクロカルバン』の方が危険な印象を受けますね…。
まとめ
出典：flickr.com
・日本の石鹸にも使用されている。
・トリクロサンは筋力低下や肝硬変といった症状が出やすくなると発表されている。
・トリクロカルバンはホルモンを乱し、様々な症状を誘発する可能性がある。
・9月30日厚生労働省も代替品へ切り替えるよう通知を出した！
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今回の記事はここまでです。
お役に立てれば幸いです！
最後まで読んで頂いて、
有難うございました！
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